鍼を捨てるのは最も望ましい

コストを削るために使い回せば当然その都度消毒、滅菌に手間がかかる。


昭和62年3月に当時の厚生省は「医事第19号」として「鍼灸におけるAIDS感染などの防止について」という通達を出しました。通達によれば・・・

1.施術に用いる針、針管、置き皿についてはディスポーザブル(使い捨て)のものが最も望ましいこと。

3.施術者の感染を防止するためには施術にあたって十分な手指の洗浄を行った上、消毒を行うのはもちろんであるが使い捨て手袋を使用するのが最も望ましいこと。

4.施灸後の皮膚の微小火傷面からの滲出液についても拭綿の処理にあたることが必要であること。

というふうになっています。針に関しては簡単に言えば、二度と使わない。これにつきます。使い捨て針を用いるのは近年の常識となりました。これは日本より、アメリカ、ドイツ、カナダ、オーストラリア、タイ、イスラエルなど海外でも認められました。

 

 ?    使い捨てしない場合、どのように消毒するの?
使い捨て針を用いない方法としては使用後の針を超音波洗浄し、グルコン酸クロルヘキシジンなどで消毒したのち滅菌バッグに入れてオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)にいれて完全滅菌が出来ます。しかし、取り扱いが難しい、完全に滅菌が出来ているか不明確なのです。

当院で用いている鍼

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