アロマテラピーを仕事としてやるようになって3年と少し。まだまだヒヨッこではありますが、アロマテラピーと関わったここ15年の総括を来るべき21世紀に向けて書くことにしましょう。
○誰だって最初は、、、
アロマテラピーはなるほど面白い物でした。ですからだんだんとはまっていったわけですが、個人的にはいろいろな失敗も(!)しましたね。最初は「アロマポットひび割れ事件」でした。アロマポットはアロマテラピーを始めるととりあえず買ってしまうツールです。かくいう私も、、で、水を少量はって、買ってきた精油を2.3滴落としました。ろうそくに火をつけるのですが、もう、その時点で悦に入っています(笑い)。部屋の明かりを間接照明になんかしたりして、ベッドサイドにブランデー、といきたいところですが、缶ビール。音楽もかけて、いろいろ考え事をしたり、本を読んでみたり。そんなある日でした。あのときはカモミール(当時はChamaemelum nobileかMatricaria chamomilla か?なんて気にしませんでしたね、しかしローマンだったのでしょう。色が濃い紺色ではありませんでしたから)だったと思います。何しろ「悦に入っている」のですから、それにビール。そんなわけでグーグーといびきをかいて寝込んでしまいました。
そして、意識が戻ったときの音ですが、CDは終わっていて、何も音楽はなっていません。しかし何やら音がするのです。「パキン、パキン」「ピシッ、ピシッ」ああ、寝ちゃったんだと目覚めたときには、1時間ほどたった後でした。
アロマポットがひび割れている!!
香りを早く漂わせるためにキャンドルの芯を少し引っ張って長くしていたので火力が強く水が早く蒸発してしまい、「空焚き」になっていたのです。空焚きの経験がある方ならご存じでしょうが、あの、パキッ、ピシッは恐怖の音ですね。私のアロマポットは無惨にも釉薬が割れ、使い物にならなくなってしまいました。火事にならなくて本当によかった。幸い、アロマポットは木のテーブルの上に置いてあったので、テーブル自体はとても熱くなったけど、焦げてしまうほどではありませんでした。アロマテラピーの事故で消防庁から出たお達しでは、テレビなどプラスティックのものの上部にアロマポットを置いたことから発生した火災、ぼやへの注意を喚起する内容だったですね。後で知りました。今ではアロマポットは本棚の奥にしまわれ、電気式のディフューザーが活躍しています。
アロマテラピーに関しては女性誌、女性向け専門書などを購入し、学び始めた訳ですが、いろいろな書籍が出るにつれ一つ一ついっていることが違うような気がしました。
たとえば、「精油は直に肌につけてはいけません」とかね。しかし最近の文献では「直に肌につけてもいい物もある」となっています。考えてみれば「香水は、、、」ですね。香水は希釈されている物ですから確かに心配はなさそうです、しかし、製品を選べば大丈夫なのではないか?当時から密かに考えていました。
続きはまた今度。
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